社名、電話、住所、URL・・・あれもこれも入れたくなるけど
社名、電話、住所、URL・・・あれもこれも入れたくなるけど
せっかく名入れボールペンを作成するんだから、「お客様から電話も欲しいし、ホームページも見て欲しい、うちのキャッチコピーもはずせない、直接来社される方のために住所も印刷しとかなきゃ・・・」とついつい膨らんでしまいますね。
どうせなら、たくさんの情報を入れたい
名入れボールペンを作成する際、せっかく作るのなら、とたくさんの情報を入れたくなってしまうものです。
特に名入れボールペンなどのオリジナルグッズを、初めてオーダーされるお客様はなおさら無理もありません。
ではペンによく印刷される文字、原稿にはどういった内容が多いのかを、リストアップしてみましょう。上から多い順です。
- 会社名、商品名をボールペンに入れて、覚えてもらう
- ロゴマークを印刷して、認知度アップ、イメージ向上
- 創立○周年記念や卒業記念品などのイベントや行事のタイトル
- 電話番号、フリーダイヤルを入れて、お客様からの電話を誘導
- URLを印刷して、ホームページのアクセスアップ
- 響くキャッチコピーを入れて、自社を目に留めてもらう
- いつもありがとう、などお客様への気持ちを表したメッセージ
- イベントや行事の日付
- 啓発グッズとして標語やスローガン
- 会社やお店のキャラクター(フルカラー印刷時限定)
- 会社やお店のFAX番号
- 会社やお店の住所
ボールペンに印刷できる文字数
一般的なペンの場合
ペンの曲面に印刷するため、各商品ごとに物理的に印刷可能な範囲、サイズが決まっています。(回転印刷などの特殊な印刷技法の場合を除く)
一般的な形状のペンの名入れ可能サイズは、高さが4~7mm、横幅が30mm~50mmくらいです。高さはペン軸の直径によって決まります。横幅はペンのボディの突起の有無や既製商品ロゴの有無によって変わります。
では、文字数の目安はどれくらいでしょうか。
例えば以下の画像のように、印刷可能サイズが高さ6mm×幅40mmのペンの場合、つぶれて見えなくならない最少の文字サイズ(およそ6pt)を使って何文字入れ込めるかを、横幅から算出して18文字、何行入れ込めるかは、高さから算出して2行。
したがってこの商品の場合は、「最少の文字サイズで18文字×2行」が印刷文字数の目安になります。
特別広い印刷スペースのペン
オリジナル印刷した紙を、後から丸めて筒状に成型するペーパーペン(品番:A101)のように、グルッと広く印刷可能なペンもあります。
この商品の場合は、かなりたくさんの文字数を印刷出来ますが、印刷可能範囲に目いっぱい詰め込むと、逆に情報が伝わりにくくなります。
お客様へ伝わりやすい印刷原稿とは?
たくさんの情報は逆効果
以下の画像をご覧下さい。
パッと見てどの情報が印象に残りましたでしょうか。
おそらく「何かごちゃごちゃと、たくさん書いてあるな」という感じで、何となく認識されたかと思います。
強弱の無い同じ文字サイズでびっしり詰まっていると、パッと見て何が書かれているかを全て認識するのは至難の業ではないでしょうか。
絞り込んで効果を集中させる
続いて以下の画像をご覧下さい。
パッと見てどの情報が印象に残りましたでしょうか。
おそらく「会社名と電話番号が書いてある」とはっきり認識されたかと思います。
情報を詰め込んだ上の画像と比較して、文字数も少なくシンプルなので、情報が目にスッと入りやすくなります。
例えば、いざという時にお客様に電話を掛けて欲しい場合は、上記の原稿のようにそこだけ一点にフォーカスすれば、より効果的な販促品、PRグッズになります。
印刷原稿の文字数、伝わりやすさのまとめ
名入れボールペンを作成する際の原稿。あれもこれも入れたい気持ちになりますが、たくさんの情報は却って逆効果になります。お客様に一番お伝えしたい事一点に絞り込んで、短く大きくシンプルな原稿で、効果的な販促品、PRグッズを作りましょう。